2017年11月4日土曜日

Binary translation!(部品の説明)

抵抗:LEDの電流制限用に使っています。
 電池のプラスとマイナスを直接コードで繋ぐとショートしてしまいます。
 これはコードが限りなく無抵抗の為、電流が沢山流れてしまうからです。
 LEDは消費電力が少ないことで有名です。
 電池にLEDを繋いでも少ししか抵抗がありません。
 なのでショートに近い状態となってしまいます。
 それを回避するために電池とLEDの間に抵抗を挟みます。

ダイオード:電気を一方向にだけ流す部品です。
 「右から左に電気が流れるのは良いけど、左から右には電気が流れないでほしい」そんな「電気の一方通行」を作りたい時に使う部品です。

クリスタル:一定周期でON-OFFしてくれる部品です。
 IC(CPU)速度を制御している、回路の時計みたいなものです。
 周期が早いほど回路が高速に動きます。
 もちろん周りの部品も早い動作に対応した物でなければ意味がありません。

ICソケット:ICを上に搭載する部品です。
 ICを付けたり外したりも可能です。
 部品によっては非常に熱に弱ものがあります、ハンダ付けをしている間に熱で壊れてしまうかもしれません。
 今回のキットで特に熱に弱い部品はIC(CPU)です。
 ICを直接ハンダ付けするのではなく、ソケットをハンダ付けしてからICを搭載するように添付しました。
 完成した後にプログラムの変更をしたい場合もICをソケットから外せるので便利です。

赤LED:ごく一般的な「砲弾型」の赤色LEDです。
 LEDは日本語だと「発光ダイオード」と言います。
 「発光=光る」と「ダイオード」が合体してますね。
 LEDにはアノードとカソード(プラスとマイナス)の極性があります。
 ダイオードの特性(電気の一方通行)も持っています。
 電源と直接つなぐと抵抗値が少なくショート状態になる為、通常は抵抗と一緒に使います。

コンデンサ1コンデンサ2:電気を貯める部品です。
 バッテリーと似てますが、1秒分すら電気を貯められません。
 コンデンサ1は容量の大きいコンデンサです。
 USB端子から5Vが供給されIC(CPU)に給電されます。
 ICには常にきちんとした電気の供給をしないといけません。
 そのため容量の大きいコンデンサを電源とICの間に挟んでいます。
 コンデンサ2はクリスタルの前後についています。
 クリスタルもシビアな部品(時計)です、きっと必要なのでしょう。
 こちらはクリスタルの説明書に「前後に付けましょう」って書いてあったので付けただけです、メーカーの推奨回路に従ったものです。

7セグメントLED:「8」と「.」が付いた表示器です。
 8を表示するのにナゼ「7セグ」と呼ばれているのか?
 よく見て下さい、8を表示するには7つの光る場所でできていますよね?
 3本の横棒(上段、中断、下段)
 4本の縦棒(右上、左上、右下、左下)
 合計7つのセグメントで構成されています。
 「.」があるから8つのセグメントでしょ!
 おっしゃる通り、今回は8セグメントの部品です。
 でも「7セグメントLED」と呼ばれています。
 開発当時は「8」だけ表示できるの部品で、「.」は後から付加され たのかもしれませんね。

USBコネクタ:USBのtypeBを差し込む部品です。
 今回はUSBコネクタから電源を供給します。
 パソコンに繋いでも給電できるし、モバイルバッテリーからも給電できるし、なにより今回の回路が5V動作の部品でできているのでUSBでの給電を選定しました。

スイッチ:単なるON-OFFスイッチです。
 ON-OFFだけできる「トグルスイッチ」と言う部品です。
 A点とB点の間に電気が流れるか否かだけをセレクトするものです。
 2本足の部品で十分だったのですが、カチカチ操作しているうちに基板から部品がもげてしまう危険性を減らす為に3本足の部品を選びました。

IC:ワンチップ型のマイコンです。
 CPUとRAMとROM(Flashメモリ)とGPIOと…色々合体しているICです。
 ATMEGA328という型番で、ArduinoUNOに使われているICです。

基板:すべての部品を搭載する板です。
 部品を搭載してハンダ付けするベースとなる板です。
 裏と表の2面に配線がされています。